反転授業ワークショップ実施報告(2016年1月6日)
ICT活用教育部門では、2016年1月6日に開催された「大学教育カンファレンス in 徳島」の「APシンポジウム」にて、『「反転授業」をやってみた-2014年からの実践を通して-」というセッションを開催いたしました。
ワークショップでは、まず反転授業に取り組んでいらっしゃる6名の先生方によるポスターセッションを行いました(約30分)。 参加者の皆様は、発表者の実践報告に熱心に耳を傾け、活発な議論をされている様子でした。 「反転授業の理解が深まるとともに,対面授業の種々な取りくみがわかりました。」「いくつかのタイプの実例について、実施的な部分を知ることができ、参考になりました。」と言ったご意見をいただきました。
その後、発表者の先生方を中心に、全体でパネルディスカッションを行いました。 「事前準備は何をしたか?」という質問に対しては、「ビデオ20分程度+自前のテキスト」「ビデオは無しで自前の資料+クイズ」「小レポート」など、実践された先生方が多様なコンテンツを用意されていることを共有できました。 また、「学生は本当に事前学習をしてくるのか?してこない学生への対応は?」という質問に対しては、予想以上の学生(8割~ほぼ全員)が事前学習をしてくるという回答でした。しかし事前学習をしてこない学生がゼロになることはないので、授業中にTAがフォローする、本人任せ(大人の対応をする、やってこなくて困るのは学生自身)といったご意見が出ました。
参加者の皆様から、今後の要望として、実際にコンテンツを開発するワークショップを望む声が寄せられました。ICT活用教育部門として、開催を検討していきたいと思います。
(文責:高橋暁子)
概要
ポスター(PDF)
注記:武藤先生はポスターの掲示のみ